近況をちょくちょく紹介すると前回のブログに書いておきながら、5ヶ月以上過ぎてしまいました・・・お恥ずかしいかぎりです。しかも私、育児放棄して現在イギリスに滞在中です(笑)。クリアンは実家で面倒見てもらっています。
2匹を相次いで救出してから、あっという間に1年が経ちました。どうなることかと不安を抱えながら、事務所の皆さんと試行錯誤のなかで育児をしていた時間が懐かしく思い出されます。幸い2匹ともすくすく育ち、7月7日には無事に1歳の誕生日(推定)を迎えることができました!
実は研究上の都合で5月頃からすでに育児放棄しており(苦笑)、実家に預けていたので、誕生日にはささやかなお祝いを持って帰省してきました。モンプチの舌平目・かにかま・鯛入りスープです(!)。ずいぶん高価そうですが、巣鴨の西友で1パック84円でした(笑)。貧乏暮らしの飼い主には、これが精一杯のプレゼントです・・・。母の話では、猛暑で食欲が落ちていたようですが、ドライフードに混ぜてやったら2匹とも喜んで平らげてくれました。その後、1歳の記念写真撮影。(ここにも載せておきます。)イギリス出発前で多忙を極めるなか、なんとか記念の日を一緒に過ごせてよかったです。
クリアンは実家では離れの古い空き家の6畳間で暮らしています。クーラーが効かないので縁側から網戸越しに風を入れ、廊下との間にも網戸を張り、玄関や勝手口の戸も開けてよしずを立てかけ、自然の風で涼を取れるよう母が工夫しました。ところが、昨日の母からのメールでは、庭の柿の木の下に見かけない野良猫が2匹いると思ってよく見たらクリアンだったので驚き、大慌てで捕まえたそうです。どうやって脱走したのかは不明ですが、幸い2匹で固まっていて逃げなかったので、事なきを得たそう。
これまで、アンが1度だけ脱走したことがあります。今年1月頃、近所の動物病院に連れていって中に入ろうとした時、キャリーバッグのわずかなすき間から外に出てしまったのです。焦りましたが、おそらく彼も逃げ出してはみたものの、全てが見慣れない光景で怖かったのでしょう、病院の裏手で「ミャーゴミャーゴ」と聞いたこともない低い変な声で鳴いていました。表からだとたどり着けそうにないため、失礼ながら病院奥の先生の自宅におじゃまし、台所の勝手口から外に出るとちょうどアンがうずくまっていたので、現行犯逮捕しました。まったく恥ずかしい思いをしました(汗)。
今回も、外に出たはいいけれどどうすればいいか分からなくなって、怯えていたのでしょう。先にアンが出て、クリが「じゃあわたしも」(もしくは「待ってお兄ちゃん!」)と後をついていったのに間違いありません(苦笑)。本当にいたずらばかりで困ります。ただ、これをきっかけに、日中の猛暑の時間帯はクーラーのある両親の家で避暑させることにしたそうです。僕が猫を飼うことに反対してこれまで一切ノータッチだった父も、2匹を可愛がってくれているとのこと。結果的にはよかったのかなと思います。
・・・と、長くなりましたが、生後1年の近況報告でした。
火曜日, 7月 27, 2010
水曜日, 2月 10, 2010
こんなに大きくなりました。
すっかりご無沙汰しております。くりあん(栗坊ちゃんとアンくん)の父親になった栗田です。去年の9月上旬に正式に2匹を引き取ってからというもの、育児に追われて余裕がなく、更新が滞りっぱなしでした・・・。今後は近況をちょくちょくご紹介したいと思っていますので、どうぞお付き合いくださいませ。
☆ ☆ ☆
さて、数日前に2度目のワクチン接種を済ませたのに続き、本日いよいよ避妊・去勢手術を受けることになりました!ここ最近、アン坊が不気味な鳴き声を出すことがちょくちょくあって、「これって発情の始まりかも・・・?」と思っていました。これで暖かくなったら一気にくることは間違いなし。きょうだいなので、交わられたらたいへんです。救出当初からお世話になっているT川さんに連絡を取ってもらい、南中野の獣医さんに格安でオペしてもらうことになりました。
栗坊ちゃんはどんな子どもを産むだろう、アン坊はどんな交尾をするだろう(笑)、手術したらどちらも見られなくなるんだ・・・、などと考えるとほんの少しためらってしまいますが、仕方ありません。まずは無事に終わるのを待つばかりです。
※写真は今年のお正月(2匹にとって初めての正月です!)に実家で撮ったもの。
木曜日, 8月 06, 2009
栗坊?栗子?
今日、栗坊は2回も病院に行きました。1回目は午前中に便秘の診察で。2回目は夜、下痢続きのアンの付き添い(?)で。
1回目の診察では、栗坊がなんと女の子であることが判明したそう(by M崎さん)で、絶句してしまいました。ところが、2回目にあらためて先生が股間を観察した結果、前言は撤回されました。男の子の場合はそろそろタマタマがはっきり見えるのだそうですが、栗坊には見当たらないようです。半陰陽の可能性も指摘されました。
性別が分かるにはもう少しかかりそうですが、父親(笑)としては丈夫に育ってくれればなんでもいいというのが正直なところです。
1回目の診察では、栗坊がなんと女の子であることが判明したそう(by M崎さん)で、絶句してしまいました。ところが、2回目にあらためて先生が股間を観察した結果、前言は撤回されました。男の子の場合はそろそろタマタマがはっきり見えるのだそうですが、栗坊には見当たらないようです。半陰陽の可能性も指摘されました。
性別が分かるにはもう少しかかりそうですが、父親(笑)としては丈夫に育ってくれればなんでもいいというのが正直なところです。
日曜日, 8月 02, 2009
昨夜ははじめて栗坊と新人の2匹を自宅に連れて帰りました。
この新人、まだ野良の習性が残っていて、自分を捨てた母ちゃんのおっぱいをいまだに探しています。かわいそうなやつです。
でも、もっとかわいそうなのは、その新人の犠牲になっている栗坊。新人 は栗坊を母ちゃんと勘違いしているのか、栗坊のおちんちん(まだよく判別できないけど)やお尻の穴の辺りを吸ったりかじったりしているのです。膀胱炎になったばかりだというのに・・・再び悪化しないか心配です。昨日は事務所で、新人に局部を刺激された栗坊が勢いよくオシッコを飛ばし、そのオシッコが新人の顔におもいっきりかかる、というすごい光景を目にしてしまいました(笑)。
そして昨夜は、またもや新人が栗坊の大事な部分にかじりつき、栗坊は「ミャー(怒)!!」と絶叫していました。なんとも倒錯した、アブナイ関係の姉おとうとです。
※写真はその現場。決してじゃれ合っているわけではありません。栗坊、本気で嫌がってました。
金曜日, 7月 31, 2009
衝撃の写真+予期せぬ展開
遅ればせながら、栗坊の第一発見者の栗田(独身)よりごあいさつ申し上げます。7 月18日夜、体育館脇のドクダミの生い茂る草むらのなかにひとり取り残されて鳴き続ける栗坊を救出してから、あっという間に2週間が経ちました。皆さんの ご協力のおかげで順調に成長しています・・・と言いたいところですが、今日は午前中から元気がなかったようで、血尿も出たとのこと。事務所の真向かい在住 で、僕と交替で夜栗坊を預かってくれているM本さんが、救出以来お世話になっている動物病院に連れて行ってくれました。診察結果は、なんと膀胱炎。それ も、オシッコが出なくなったとかではなく、われわれ世話係たちが排泄の時に局部を刺激しすぎて(苦笑)傷ができ、そこからバイ菌が入ったのだそう。注射を 2本打たれ、抗生物質を処方されるという重症でした。一生懸命やっていても、育児とはなかなか思いどおりにはいかないものですね。母猫に代わって赤ん坊猫 を育てることの難しさを思い知らされました・・・。栗坊、ごめん!!
さて、そんな育児の日々のなかで、思いもよらないショッキングな出来事がありました。
なんと、栗坊を救出して1週間後の25日、母親&きょうだいと思われる(というか絶対間違いない)野良猫どもの姿を目撃したのです・・・。その衝撃の写真(上の4枚)を、どうぞご覧くださいませ。
母ちゃんはまだ若いようですが、ふてぶてしい面してました。
きょうだいはざっと見て5匹のようでした。夢中になって母ちゃんのおっぱいを吸い続ける赤ん坊猫たち。一方、事務所の段ボール箱のなかでおっぱいを探し、切ない鳴き声を上げているひとりぼっちの栗坊。母ちゃんに甘えたいだろうに・・・と思うとあまりにも不憫で、胸が痛みました。なぜ母ちゃんが栗坊だけ置いていったのか・・・栗坊だけ毛の色が変だから捨ててったのか(笑)・・・それとも、母ちゃんが子どもたちを移動している間に僕が勝手に拾ってしまったのか・・・だとしたら、母親から引き離すという残酷なことをしてしまったかも・・・と、自分の行いが本当に栗坊にとってよいことだったのだろうかと、自問する日々が数日続きました。猫育児のベテラン・T川さんからの、「あのまま放っておいたら確実に死んでいた。間違ってなかったよ」という言葉が救いでした。
野良どもは目撃した日の夜には移動してしまい、その後姿を見ることもありませんでした。ところが、自分の行いが正しかったと確信するに至るショッキングな出来事が、今日またもや起きました。栗坊のきょうだい1匹が、体育館裏に置き去りにされていたのです・・・。
しかも母ちゃんと一緒の時の写真を見ると、どうやら置いていかれたのは、母ちゃんのいちばん近くでピッタリと寄り添って眠っているやつ(白い鼻先に黒のシマシマのやつ)のようなのです。栗坊同様、こいつも長くは育たないと判断し、捨てたのでしょうか。それとも、単に育てるのがめんどくさくなったのでしょうか。どちらにしても薄情な母親です。ようやく目もパッチリ開き、とても可愛らしい表情を見せるこの子を置き去りにするとは。野良猫の子育てとはその程度のものなのでしょうか・・・次々と脱落していく子どもたちを見ていると、まったく厳しい世界だと思います。人間の若い親の育児放棄という問題とも重なり合って、いろいろと考えさせられます。
今夜はM本さんが膀胱炎で療養中の栗坊に加えて、新しいきょうだい猫の世話を引き受けてくれました。二匹は感動の再会、というわけにはいかなかったようで、無言で互いの臭いをかいでいたそうです(笑)。離乳までなんとか育て上げられれば・・・と思います。
長い報告になりましたが、今後も皆さんのご協力をぜひともよろしくお願いします!
登録:
投稿 (Atom)