金曜日, 7月 31, 2009

衝撃の写真+予期せぬ展開



遅ればせながら、栗坊の第一発見者の栗田(独身)よりごあいさつ申し上げます。7 月18日夜、体育館脇のドクダミの生い茂る草むらのなかにひとり取り残されて鳴き続ける栗坊を救出してから、あっという間に2週間が経ちました。皆さんの ご協力のおかげで順調に成長しています・・・と言いたいところですが、今日は午前中から元気がなかったようで、血尿も出たとのこと。事務所の真向かい在住 で、僕と交替で夜栗坊を預かってくれているM本さんが、救出以来お世話になっている動物病院に連れて行ってくれました。診察結果は、なんと膀胱炎。それ も、オシッコが出なくなったとかではなく、われわれ世話係たちが排泄の時に局部を刺激しすぎて(苦笑)傷ができ、そこからバイ菌が入ったのだそう。注射を 2本打たれ、抗生物質を処方されるという重症でした。一生懸命やっていても、育児とはなかなか思いどおりにはいかないものですね。母猫に代わって赤ん坊猫 を育てることの難しさを思い知らされました・・・。栗坊、ごめん!!


さて、そんな育児の日々のなかで、思いもよらないショッキングな出来事がありました。
なんと、栗坊を救出して1週間後の25日、母親&きょうだいと思われる(というか絶対間違いない)野良猫どもの姿を目撃したのです・・・。その衝撃の写真(上の4枚)を、どうぞご覧くださいませ。

母ちゃんはまだ若いようですが、ふてぶてしい面してました。
きょうだいはざっと見て5匹のようでした。夢中になって母ちゃんのおっぱいを吸い続ける赤ん坊猫たち。一方、事務所の段ボール箱のなかでおっぱいを探し、切ない鳴き声を上げているひとりぼっちの栗坊。母ちゃんに甘えたいだろうに・・・と思うとあまりにも不憫で、胸が痛みました。なぜ母ちゃんが栗坊だけ置いていったのか・・・栗坊だけ毛の色が変だから捨ててったのか(笑)・・・それとも、母ちゃんが子どもたちを移動している間に僕が勝手に拾ってしまったのか・・・だとしたら、母親から引き離すという残酷なことをしてしまったかも・・・と、自分の行いが本当に栗坊にとってよいことだったのだろうかと、自問する日々が数日続きました。猫育児のベテラン・T川さんからの、「あのまま放っておいたら確実に死んでいた。間違ってなかったよ」という言葉が救いでした。

野良どもは目撃した日の夜には移動してしまい、その後姿を見ることもありませんでした。ところが、自分の行いが正しかったと確信するに至るショッキングな出来事が、今日またもや起きました。栗坊のきょうだい1匹が、体育館裏に置き去りにされていたのです・・・。
しかも母ちゃんと一緒の時の写真を見ると、どうやら置いていかれたのは、母ちゃんのいちばん近くでピッタリと寄り添って眠っているやつ(白い鼻先に黒のシマシマのやつ)のようなのです。栗坊同様、こいつも長くは育たないと判断し、捨てたのでしょうか。それとも、単に育てるのがめんどくさくなったのでしょうか。どちらにしても薄情な母親です。ようやく目もパッチリ開き、とても可愛らしい表情を見せるこの子を置き去りにするとは。野良猫の子育てとはその程度のものなのでしょうか・・・次々と脱落していく子どもたちを見ていると、まったく厳しい世界だと思います。人間の若い親の育児放棄という問題とも重なり合って、いろいろと考えさせられます。
今夜はM本さんが膀胱炎で療養中の栗坊に加えて、新しいきょうだい猫の世話を引き受けてくれました。二匹は感動の再会、というわけにはいかなかったようで、無言で互いの臭いをかいでいたそうです(笑)。離乳までなんとか育て上げられれば・・・と思います。

長い報告になりましたが、今後も皆さんのご協力をぜひともよろしくお願いします!

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